ADSL終了!ひかり回線が引けないエリアの選択肢は?
うちの治療院がある場所は、光回線がまだ整備されていない、いわゆる“ド田舎”です。
本来ならADSLは2024年に完全終了する予定でしたが、ド田舎特例により、2026年1月までADSL終了が延長されています。
小さな治療院でも、パソコン作業やキャッシュレス決済の通信などネット回線がないと不便で、これまで粘ってADSLを使い続けてきましたが、そろそろ代替えの方法を考えないといけません。
NTTフレッツ光はエリア外なので、auのひかり回線とかなら使えるのかな?などと調べてみましたが、もし使えるとしても、
- 工事費が高額、日数もかかる
- 大がかりな工事が必要で、管理会社や大家との調整も面倒
賃貸で入っているので、工事は面倒という気持ちが強くなり、他にもっと簡単に使える手段の方がいいなと思い始めました。
検討したインターネット手段と、その課題点
① 他の光回線(光コラボ・auひかり・NURO光・電力系光など)
- ✅メリット:通信速度が非常に速く安定。容量制限なし
- ❌デメリット:工事が必須・エリア外では利用不可
NTTが提供している光回線「フレッツ光」は、私の地域はエリア外で使えません。
光コラボレーション(光コラボ)は、フレッツ光回線を各プロバイダー事業者が借り受けて展開しているサービスなので、当然これもエリア外で使えません。
auひかり(KDDI提供)や、NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ提供)は、フレッツ光の提供エリアとは異なるので、エリアによっては利用可能(NURO光は、関東・関西・東海・九州・北海道と利用エリアが限られます)。
各地域の電力系会社が提供する光回線、さすガねっと(関西エリア)、コミュファ光(東海エリア)、メガ・エッグ光(中国エリア)、ピカラ光(四国エリア)、BBIQ(九州エリア)なども、提供エリア内であれば利用できます。
フレッツ光以外の光回線も使えた可能性はありますが、先に言ったように、工事しなくて使える方が気がラクだなと思ったので、光回線以外の方法を選びたいと思いました。
② モバイルWiFi(ポケット型WiFi)
- ✅メリット:持ち運び可能。工事不要でどこでも使える
- ❌デメリット:電波の安定性や通信制限が心配、充電の管理が面倒
モバイルWi-Fiは、調べてみると、一定のデータ容量を超えると速度制限がかかる契約プランが多く、プラン選びをしっかりしないとダメだなと思いました。
これまでADSLで1カ月にどれくらいデータ通信していたのか、NTTに問い合わせてみましたが、従量制のプランでない場合はデータ使用量は分からないと言われてしまって月々のデータ使用量が分からなかったんですよね。
パソコンやスマホを確認すれば、1カ月のおおまかな通信量は想像できましたが、自分の計算であっているのか?って疑問もあり、もし使うなら、できるだけ多いデータ通信ができるプランを選んでおいた方がいいなと思いました。
あと、モバイルWi-Fiだと、充電をこまめにしないといけない。
電源つなぎっぱなしだとバッテリーが劣化が早まるし、過充電になると、モバイルWiFi端末が圏外になったり、不具合がおきたりしがちらしく、こまめな充電は必須。
なので、使うとしたら、タイマー電源(コンセントタイマー)でやろうかなと考えていました。

コンセントタイマー
コンセントにこれをさして、このタイマーには機器の電源プラグを挿して、現在時刻をダイヤルで合わせて、電源オンにしたい時間帯のレバーを下げて使います。
アナログな感じの商品ですが、意外と便利。寝ている間にスマホを充電したい時とか、うちで飼っている亀の紫外線ライトもこれで決まった時間にオンオフしています。
話がそれましたが、電源管理がちょっとわずらわしいのがネックかなという感じ。
しかし、それがあっても楽天モバイルのモバイルWi-Fiなら、導入してもいいかなと思いました。
楽天モバイルはモバイルWi-Fi端末が1円のキャンペーンをずっとやっていて、月額費用も安く、Rakuten最強プランはギガ無制限(混雑時などは速度制御の場合もあり)で月額 税抜2,980円なのでコスパもいい(ちなみに、3GBまでなら税抜980円、20GBまでなら税抜1,980円)です。
これはかなり魅力的。最後までこれにしようか悩みました。だけど、モバイルWi-Fiのバッテリーは消耗品なので、いずれ買い替えが必要なのが最大のネックに感じました。
③ テザリング(スマホ回線を共有)
- ✅メリット:追加機器なしでスマホからインターネット共有
- ❌デメリット:通信制限が心配・バッテリー消耗が気になる・機種によって不具合がでる?
スマホを常時テザリング(スマホ回線の電波を共有)したらどうかと考えて、かなりこれにも傾きかけたのですが、ちょっと気になる情報を知り断念しました。
と言うのも、スマホの機種によって、常時テザリングをしていると急にWi-Fiが切れることがあるらしいのです。たびたびあって困っているという書き込みをネットでいくつか見て、仕事で使うのはリスクがあると思い、これはやめることにしました。
④ケーブルテレビのネット回線
各地域のケーブルテレビで、インターネットサービスを提供している場合があります。
うちのエリアのケーブルテレビも、ネットサービスが利用できるようになっていました。
しかし、これも工事が必要。
月額費用は他と変わりませんでしたが、工事が面倒だなと。
大家さんとは以前、備え付けだったエアコンの修理費用をどちらがもつかで口論になったことがあるので(最初の契約では大家さん負担のはずだったのに、修理費用を出せませんと言われた)、あまりかかわりあいたくない…。
ということで、ケーブルテレビのネット回線利用は却下となりました。
最終的に『Speed Wi-Fi HOME 5G L13』を選んだ理由
いろいろと調べた結果、ホームルーターが一番簡単で、費用面も折り合いがつくという結論になりました。
ホームルーターは、コンセントにさすだけでWi-Fiが使える機器。
ホームルーターも「ドコモ home 5G」「ソフトバンク Air」など色々ありますが、通信速度や安定性に定評があり、費用も比較的抑えられる、総合的にバランスがいSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を選びました。
✔選んだポイント
- 工事不要
- 発送が早い
- 届いてすぐに使える
- 光回線に匹敵する高速通信(5G対応)
- 電源につなぎっぱなしでOK、充電の必要なし
- 通信容量が無制限に近い
- 最大40台まで接続できる
- 初期費用が実質0円~
- キャッシュバック特典あり(契約プロバイダにより異なる)
- 場所が変わっても使える(ホームルーターによっては、登録住所でしか使えないものもある)
❗注意点(導入前に気をつけたいポイント)
- 利用にはエリア確認が必要
- 一部エリアでは5G未対応で4G通信のみになる場合もある
- 一度に大量に通信すると一時的に速度制限がかかることも
- プラスエリアモードを使った月は、別途1,100円(税込)がかかる
調べてみた結果、通信速度的には、Speed Wi-Fi HOME 5G L13はドコモhome5G
と同等くらい。SoftBank Airは、時間帯によってやや速度が落ちることありという感じ。
費用的には、とくとくBBが安かったです。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の費用
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、複数のプロバイダから提供されています。
端末自体は同じでも、契約先によって料金プランや特典、契約条件などが異なります。
UQ WiMAXやBIGLOBE WiMAX、Broad WiMAXと比較検討して、費用が抑えられる「とくとくBB」に申込しました。
- 【月額】税込4,928円
- 【端末代金】税込27,720円が実質0円(端末代金分24ヶ月割引)
- 【事務手数料】無料
- キャッシュバック特典あり
- 契約しばりなし、解約違約金なし
キャッシュバック特典
- 全員もらえる21,000円キャッシュバック
- 他社からの乗り換えで他社解約違約金が発生する方に、違約金相当額を上限5万円キャッシュバック(申込時に他社を利用中の方が対象)
- 指定オプションサービス申込で、2,000円キャッシュバック
申込ページには、「初年度実質月額0円~」となっていましたが、他社からのりかえて違約金分のキャッシュバックを受けた方は、その分が初年度の月額費用に相当するという意味でこの表現になっているようで、ぱっと見、全員が0円になるの?って勘違いしそうになるので注意です。
私は、違約金はなしなので、全員もらえる21,000円のキャッシュバックのみです。
費用的に予算内で、通信速度も速く、かんたに設置できるというところがいいなと思いました。
楽天のモバイルWi-Fiの方が月額費用が安いので、どっちにしようか迷いましたが、やはりモバイルWi-Fiは、バッテリー劣化による買い替えが必要だろうなというのがデメリットに感じました。
導入時は1円でも、買い替えとなるとそれなりに費用がかかります。
まぁ、今回は楽天のポケットWi-Fiにして、買い替えが必要な時に、また別のコスパの良いものに乗り換えるというのでもよかったのですが、それはそれで面倒だなという気持ちが勝ってしまいました。
コスパで選ぶなら楽天のポケットWi-Fiに軍配があがりますが、バッテリー劣化してから別のものを用意するとなると、スムーズにいかない場合、仕事に影響も出る可能性もあるかも・・・というわけで、最終的に、とくとくBBで「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を申込することにしました。
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ここに注意!
機器にはモード選択ボタンがついていて、プラスエリアモードとスタンダードモードが選択できます。
プラスエリアモードを選択するとスタンダードモードより広いau5G/4G LTEエリアにて高速通信サービスが利用できますが、利用月は、別途オプション料金として月額1,100円(税込)がかかります。
実は、私、最初の設定の時、間違ってうっかりプラスエリアモードにしてしまいました。
スタンダードモードで不都合ないのに、いらぬ出費が増えてしまいました。
後から説明書を読んだら、ボタンを押してもプラスエリアモードに切り替わらないように設定する方法があったので、すぐに設定しました。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13を実際に使ってみた感想
こちらがSpeed Wi-Fi HOME 5G L13です。
もう少し大きいかと思ったけど、意外と小ぶり。
設置は本当に簡単で、届いてから10分かからないくらいでWi-Fi環境が完成しました。
初めて使う時にやること
- 同梱されているSIMカードを端末本体にセット
- 電源を入れる
- スマホ・タブレット・PCなど利用したい機とWi-Fi接続をする
- Webブラウザで詳細設定を行う(任意)
機器に同梱されている「はじめてガイド」という書面に、使い始めるまでの最低限のやることが載っています。
より詳細な説明書は、Webブラウザで確認できます(はじめてガイドにURLが記載されています)。
電波状況も安定していて、速度も問題ありません。
スマホ、PC、タブレットなど複数台接続していますが、通信が遅くなったりトラブルは今のところありません。
まずは対応エリアの確認から
今回私が導入したとくとくBBのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を使ってみたいと思った方は、まずはご自分の地域が対応エリアかどうか確かめてください。
田舎でも対応しているエリアは多いのですが、中には対応していないエリアもあるので、まずは確認から。
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