治療院の開業時の購入品で、欠かせないのが施術用ベッドです。
治療家の中には、布団で施術している方もいるかもしれませんが、ほとんどの方はマッサージベッドを利用していると思います。
施術ベッドは、患者さんの寝心地や耐久性などの点から、あまり安すぎても品質に不安が残ります。
頻繁に買い替えないものだけに、慎重に選びたいところですね。
しかし、業務用の店舗数は少ないので、お店で実物を見たり触ったりできる機会もないとお困りではありませんか?
実物を見て確認できるショールームに行ってみよう
数は多くありませんが、施術用ベッドを展示しているショールームがいくつかあります。
もし、遠方でなければベッドのショールームに行ってみて、実物を確認するのが一番です。
主な施術用ベッドのショールーム
- 【サロンプラネット】(東京)
- 【ラベンダーヒル】(東京)
- 【ブロッサム】(東京)
- 【ビューティガレージ】主要9都市
- 【高田ベッド製作所】(大阪)
- 【セイヨー】(神戸)
ビューティガレージでは、東京・札幌・仙台・金沢・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡にショールームがあります。
あらかじめ、予約が必要なところがあったり、休業日があるショールームもあります。
移転などにより、情報が古い場合もありますので、電話などで確認してからご利用下さい。
マッサージベッドの種類が豊富なネット通販
上記にあげた以外にも、ショールームはあるとは思いますが、地方にはなかなかありません。
地方の施術家の方は、だいたいネットで買っているのではないでしょうか。
ネット通販にも、整体・鍼灸・マッサージ・エステ系・サロン系で使えるマッサージベッドが数多くあります。
ネット通販でもサンプルが取り寄せできることも
ネット通販を利用する場合、実際に目で見て確かめられないものの、商品の情報をしっかり事前に確認できるメリットがあります。
普通にリアル店舗で買う場合、見た目やさわり心地は自分で確認できますが、細かいところ、例えば耐荷重などは、パンフレットを見たり、店員さんに確認しないと分かりません。
ただ、やはり色味がパソコンやスマホで見るのと、実際では、写真の映りによって違ってしまうことがあります。
事前に、どんな色合いが自分の目で確かめられると安心です。
ショップによっては、ベッドのレザー生地のサンプルを送ってくれるところもあります。
私も、高田ベッド製作所のサンプルを取り寄せたことがあります。
高田ベッドの商品は、Amazonや楽天で購入することができますが、上記のようなサンプルは、下記の高田ベッド製作所の公式ホームページから依頼できます。
ネット通販は新品だけではなく、中古品やアウトレットもある
また、経費をできるだけ抑えたいという場合は、ネット通販でも、中古ベッドやアウトレット商品を取り扱っているところもあります。
中古の場合は、耐久性が気になるところです。
販売サイトで中古品をチェックする際は、どれくらいの重量に耐えられるのか「耐荷重」が明記されているものを選ぶと安心です。
記載がない場合でも、問い合わせすると教えてもらえる場合もあります。
中古品やアウトレット品を販売しているサイトは、この記事の最後紹介しているので、チェックしてみて下さい。
施術用マッサージベッド選びでチェックすべきポイント
施術用ベッドを選ぶ時には、
- サイズ
- 耐荷重
- 昇降機能の有無
- 折り畳み or 据え置き
- 折り畳は重量もチェック
- 返品保証があるか
- 納品が開業スケジュールに間に合うか
これらのポイントが、
- 施術スペース
- 施術スタイル
- 施術時の体勢
- 患者さんの使い心地
などに、合っているかをチェックします。
サイズは、施術スペースに合ったものを。あまり、ベッド周辺に余裕がないと、施術しにくくなってしまいます。ベッドを置くスペースの幅や奥行きを測って検討することをおすすめします。
また、意外とチェックを忘れがちなのが耐荷重です。
売られているマッサージベッドの耐荷重は、商品によって、かなり違いがあります。人気商品でも、耐荷重が100kgない商品もありますが、うちの治療院には、100kg超えの男性もいらっしゃることがあります。
マッサージをする、ベッドにさらに力が加わることを考えると、200~250kgの耐荷重があると安心です。
施術スタイルについては、例えば、フェイシャルマッサージなどがメニューにある場合は、リクライニングするタイプの方がやりやすいですし、施術を受ける側もリラックスできます。
治療院用のベッドでも、施術スタイルに合ったベッドなら、エステ系のショップのも選択候補に入れてみてもいいと思います。
マッサージベッド選びで気をつけたいポイント
ベッドの場合、注文してから納品まで数日かかることがあります。
納品までにかかる日にちを確認して、余裕をもって注文すると安心です。
先ほどのチェック項目を、それぞれどんな事に気を付ければいいか、ベッドの種類などをあげて説明していきます。
代表的な施術用ベッドの種類
どういうタイプのベッドがあるのか知らないと、自分に合ったベッドが選べません。代表的なベッドを押さえておきましょう。
施術用ベッド 有孔・無効タイプ
うつぶせ時に顔が当たる部分が開いているタイプを有孔タイプと言います。
マッサージや整体・エステなどの施術では、うつぶせになることが多いので、有孔タイプが使いやすいと思います。
うつぶせにならないなら、穴が空いていない無孔タイプもあります。
有孔タイプは、フタができるクッションがついているものが多いです。
オメガ式・・・フェイスクッションが埋め込んである施術用ベッド
うつ伏せの時に、顔にフェイスクッションがあたるタイプ。
リクライニング式・・・背あげのできるの施術用ベッド
収納つき施術用ベッド
患者さんの服や持ち物が収納できて便利です。
手置き台付き施術用ベッド
患者さんがうつ伏せの時、腕を楽に置いておける台がついています。
シート温熱タイプ
温熱シート内蔵タイプでほんのりあたたかいベッドです。心地よいだけでなく、治療効果も上がりそうです。でも、電気毛布敷けばいいなーという気もします(‘ω’)
高さ調整できるタイプ
手動操作 (アジャスターを足で踏みながらベッドを持ち上げて調整するタイプ)
手動操作 (クランク(ハンドル)操作で高さ調節するタイプ)
電動昇降マッサージベッド
施術用ベッドの標準的なサイズは?
●標準の長さ・・・180センチ
一番多く使われているのは、180cmだそうです。
ちなみに、うちの治療院のベッドは190cmです。
慣れているせいもあるかもしれませんが、190cmが特別大きいという印象はないです。
180cmの身長の方も来たりするので、うちの場合は、このサイズが合っていると思っています。
施術スペースが広くない場合は、そうもいかないと思うので、ベッドを置くスペースがどれくらいか測って検討するといいですね。
●標準の幅・・・65~70センチ
多くの治療院で使われている標準的なサイズです。
うちの治療院は70cmです。狭すぎず、広すぎず、いい感じです。
ベッドの幅が75cmになると、患者さんとの距離が空く分、施術方法によっては、施術しにくいかも?と思います。
●標準の高さ・・・50センチ
あまり低すぎると、施術の際、前傾姿勢などの時に、腰に負担がかかります。
うちの旦那(身長175cm)は40cmの高さのを使っていますが、もう少し高い方がいいのでは?と私は思っています。
施術する旦那自身は、長年40cmの高さのベッドを使っていて違和感がないらしく、これでいいと言っています。
が、他の治療院仲間からは低いと言われます。ご参考までに。
また、高さ調整できるベッドもありますが、そうでない場合は、プチ金具をつけて、高さの調整ができるものもあります。
折りたたみ式か、固定式か
出張・訪問の施術をする場合は、折り畳み式ベッドだと便利です。
訪問がない場合は、固定タイプでいいと思います。
折りたたみの方が値段が安いので、予算の関係で、最初のベッドは折りたたみ式を選ぶ人もいます。
木製の折りたたみベッドは、物によっては、きしみ音が気になるということもあるようです。
【固定タイプ(据え置き型)】マッサージベッド人気商品
【高田ベッド製作所】オメガ式H型DXベッド
うちの治療院でも使っています。
以前の勤務先で、同じものを使った経験があって、良い商品だと分かっていたのでこれを買いました。
このベッドは、高さや、長さのサイズが選べます。
柔らかすぎず、安定感もあって、寝心地が良いと患者さんから言われます。「家に欲しい」と言った方もいます(*^-^*)
人気の高い商品です。
【SEVEN BEAUTY】手動昇降マッサージベッド (有孔)
ハンドルを回す手動タイプの昇降マッサージベッド 。
お年寄りがベッドを降りる時など、高さ調節しておりやすくすることができます。
値段が安く、人気の商品です。
耐荷重は約200~300kg
■付属品:顔マクラ(ヘッドレスト)、無孔マット
【高田ベッド製作所】オメガ式電動ハイローベッド
埋め込み式ケアーフェイスマット&埋め込み式無孔マット付き。
高さを調節できるフットスイッチ操作の電動施術台。
耐荷重 300kg
全18色
【高田ベッド製作所】GSスリムベッド TB-559
縦型調節式ヘッド。
ガスシリンダー式角度調節機能付き。15~-40°。
患者様の身長に応じて30cmの伸縮が可能なフットレスト機能付き。
耐荷重300kg
【折りたたみタイプ】マッサージベッドの人気商品
持ち運ぶことを考えないといけないので、固定タイプのベッドよりも、しっかり商品チェックが必要です。数種類候補をピックアップしたら、重さや大きさ、使い勝手等、比較しながら選ぶといいと思います。
【SEVEN BEAUTY】折りたたみマッサージベッドV-004(木製・有孔)
組立が簡単で、ほどよい固さで寝心地もいい、評判の人気の折りたたみ木製マッサージベッドです。
落ち着いた雰囲気で、ナチュラルカラーを基調としたインテリアのサロンにオススメの全9色。
高さ10段階調節可能
推奨耐荷重:約200kg
重量:約14.5kg
長さ185cm×幅70cm×高さ52cm-82cm
付属品:顔マクラ、ヘッドレスト、無孔マット、アームレスト(肘置き)、キャリーバッグ
【SEVEN BEAUTY】軽量折りたたみマッサージベッド (木製・有孔)
気軽に持ち運べる、木製の折りたたみマッサージベッドです。
11段階の高さ調整機能付
付属品:無孔マット、キャリーバッグ(マクラなし)
推奨耐荷重:約200kg
重量:約12.5kg
長さ185cm×幅70cm×高さ51cm~83cm
【高田ベッド製作所】有孔粉体ムーブ
木製は折りたたみ時の、きしみ音が気になるので避けたいという方には、軽くて強度もあるこちらがおすすめ。
重量:約14kg
カラー 18色
耐荷重 250kg
【高田ベッド製作所】携帯に便利!三つ折りマット
高田ベッド 折りたたみマット ポータブルマット TB-475
屋内専用の三つ折りタイプのポータブルベッドです。
マットだけで脚がないので、組み立て不要広げるだけです。
重量は約4kgと軽く、持ち運びに便利です。
施術用ベッド アウトレット(新古品・中古品)販売店
施術用ベッドのアウトレット品を取り扱っているショップもあります。
→e-faith エンバシーのアウトレット
施術用ベッド関連サイト
(タイプ別に施術用ベッドが分けられていて、特徴が分かりやすく選びやすいショップです)
マッサージベッドカバー(有孔・折りたたみ可)もチェック
マッサージベッドのカバー代わりにバスタオルを使う人もいると思いますが、マッサージベッド用のカバーも販売されています。
フェイス部分に穴が合わせてある有孔タイプもあります。
折りたたみのマッサージベッドでも使えるものが多いので、合わせて買うと便利です。
また、据え置き型のマッサージベッドで、何年か使って見た目が古くなったり、中古品を使う時などは、しっかりしたカバーをかければ新品のように見せることもできます。
【マッサージベッド カバー】 オメガ式DXベッド用綿製カバー(標準サイズ時)本体シート C-934-01(本体別売り) 【高田ベッド】
マッサージベッドカバー使い捨て(不織布素材)もあり
ちなみに、ホテルへの出張マッサージなどに使える使い捨てのマッサージベッドカバーもあります。
※このページでご紹介したベッドは、記事作成時の情報を掲載しています。仕様が変わるなどの変更が生じている場合もありますので、商品注文の際は、注文サイトにて商品情報を最後ご確認お願い致します。
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